先日の豊田市美術館散歩の記事の続き・・・
「愛しきかたち---漆の肌、漆のぬくもり」という展示。
漆器に実際に触れて、他の素材(たとえばガラスや陶磁器)に触れたときとは違う
人肌に似たしっとりしたぬくもりを感じてみよう、という展示でした。
確かに「陶磁器やガラスを触ると手のぬくもりが吸いとられてしまう」けれど、
漆はつややかな見た目にはそぐわないほど“常温”な感じでした。
・・・ということを感じるための展示も、子どもには
関係ない・・・!?
はしゃぎすぎて係員さんに何度も注意されました。
ヒートアップしてきて「これはマズイ」と思ったので(^^;、出ました。
順路に従っていくと、布でできた部屋?が・・・
展示名「私たちのいる神殿のはじめの場所、小さな女神から、
世界そして生命が芽吹く」。
解説に「生命が誕生する胎内」と書いてありましたが、
展示室から出てから読んだので、入ってるときは、そうとも知らず、
なんだか気持ちよくて楽しいなー、おもしろいなー、という感覚。
息子は入るなり歓声を上げて走り回ってました。
この展示でも、ときどき覗いて監視する係員さんに注意されました。
「軽く触れるだけにしてくださいね」と言われていた
低反発クッション性のオブジェを持ち上げて投げて・・・
すみません・・・(T-T)
布の壁には絶対に触っちゃいけないのだそうで
「特にお子様にはご注意下さい」と言われながら・・・
走り回る風で布がゆれて、ハラハラしておりました。
壁に触れてはいけない、と理解したようだったので、
ほっとして、わたしはボーっと座って写真撮ってました。
床もやわらかくて気持ちよかったです。
これは楽しい展示でした。
外側から見た様子は、
こちら
胎内の記憶はまったくありませんが、
言われてみれば、胎内のイメージ、というのはわかります。
思えば本物の胎内にいるときもよくあばれていましたねー。
レストラン以外にも、館内にこんなに景色のいいところがあることは
知りませんでした。
線路の向こうに、豊田の町が見渡せます。
豊田スタジアムも、豊田大橋も一望。
たそがれぶりが、いちょまえ。
まもなく4才、の後姿でした。
雪がちらつき、非常に寒い中、来る人もまばらな この日の豊田市美術館。
「胎内」も貸切状態で、美術館ごと堪能できました。
帰り道・・・あんまり寒いので、フードかぶせて走りました。
「美術館行こう」と言ったら「びじゅつかんつまんないからやだ」と拒否されましたが、
私が行きたかったので行きました。
軽い運動にはちょうどいい距離なのです。
美術館前の坂道を登り始める前まではしぶしぶでしたが
登り始めたらもう、すぐにはしゃぎ始めて、帰りには
「楽しかったねー、びじゅつかん☆」と言ってました。
「今度はびじゅつかんのプール入ろうねー」とも言ってました。
プールじゃないってば(^^;